Ubisoft Osaka社員募集に見る日本の「夢と金」問題。

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概要

まとめ
●ゲーム会社の募集要項が話題になった。
●スキルに対して年収が少ないのではないか?(実際は能力に応じて、なので分からない)
●夢のある仕事には似たようなことがある。
●根底には日本人の「お金は汚いもの」という偏見がある。
●また、「夢は無条件に素晴らしいもの」という風潮がある。
●夢があるからお金を欲しがるのは欲深いことという感覚があり、それが業界全体を低収入スパイラルに落としている。
●ブラック企業の根底にもなっているのではないか。
●小学校からお金の教育をするべき。

Ubisoft Osaka社員募集

ゲームプランナー(Game Designer)の必須条件が
3年以上のゲーム開発の企画経験をお持ちの方
英語力上級(目安として、TOEIC 800以上)

プログラマーの必須条件が
3年以上のゲーム開発のプログラミング経験をお持ちの方

その他に推奨されるスキルなどが挙げられていますが、詳細はリンク先をどうぞ。問題はみなし残業があって、年収が280万円からってところ。
まぁ、実際は能力に応じて収入が変わるのは当然で、280万は「最低」の話。ここを基準にして上乗せされるのでしょうが、それでも条件を考えると安いのではないか?というのがネットの意見。

しかし、私は言いたい。

これは極端かもしれないけども、夢のある仕事には似たようなことは、つきものです。
例えば声優やお笑い芸人や、ゲーム制作やアニメ制作といった夢がある仕事って、給与が安くても人が集まるんですよね。安いけどやる。なぜなら夢があるから。そんなことを考える人が集まっているから、その業界は成り立つ。もしも欧米並みに、雇う側も技術があるんだからお金を払う!という考えで、雇われる側も技術があるんだからお金を貰うべきだ!と考えているならば、ギャランティーは業界全体で上がっていって当然なんですよ。でもそうはならない。
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お金は穢れている?

お金は汚いという考え
ギャランティーは技術をお金に換算した数値であって、ギャランティーとはその人の能力を表しているのです。努力と才能の結果であって、決して欲深い証拠ではないのです。社会に貢献している度合いを数値化したものが年収といっても問題ないと私は思います。ところが日本人はお金に固執するのは汚いことだと思い込んでいる。だからギャランティーが上がらない。夢のある仕事ほどギャランティーが上がらない。

低収入スパイラル
ある人が安くても仕事をする!と言い出すと、他の人もひきづられて安くても仕事をし始めます。一旦このスパイラスが発生すると、これを打開するのは非常に困難です。「お金は汚い」と考えている日本人ではこの傾向はとても発生しやすい。昔、声優の神谷明さんがギャランティーの問題で名探偵コナンの役を降りたことがあって、それを世間はどう思ったか分かりませんが、本当に勇気のある人だと私は思いましたね。そして業界をちゃんと考えている人だなと。
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夢は素晴らしいという考え

夢を持っていることは無条件に素晴らしいという考えがあって、私はちょっとまずいだろうと思うのです。夢を語るのは気持ちがいいですが、ほとんど麻薬のようなもので、実際に生活する上では夢よりお金です。夢がなくても生きていけますが、お金はないと生きていけないのですよ。ところが、お金に固執する人は汚くクソ野郎で、夢を追っかける人は素晴らしく輝いている人だと世間は評価する傾向がある。

何十年もお笑い芸人をやって鳴かず飛ばず、生活もままならない。それでも夢は素晴らしいと言うのは、むしろ恐ろしいと思うのですよ。夢という名の恫喝ではないでしょうか。夢に殺されかねない。まぁ、本人が納得づくなら問題ないのかもしれませんが。お金を稼ぐと言うのは社会に貢献している度合いを表す指標です。お金が稼げていないと言うのは社会に必要のないことをやっているからです。厳しいようですが、それが現実です。

業界が低収入を土台にしている

アニメーターなんかがそうなんですが、全員が低収入で、平均年収が332万で200万以下が27%いるという話です。まぁ平均で332万で200万以下が27%ってことは単純に考えて、332万以上がかなり多いってことになるんですが、まぁ、社会全体の平均年収が400万であることを考えると結構低い。
参考アニメーター、「平均年収332万円」という現実
http://toyokeizai.net/articles/-/157838 

そういう業界はそういう低収入を前提にして「成立」するように、「もうなっちゃってる」んですよ。仮に大ヒットを飛ばしても、儲かった分がアニメーターに行くかっていうとそうはならない。なぜなら土台だから。ギャランティーを増やしても仕事の質は良くならないんだから、今まで通りのギャラでお願いするに決まってるんです。
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お金の大切さを教育に

世の中はもしかすると「業界が低収入を土台に」した業界が悪いと思うかもしれませんが、経営をするということはそういうことです。何を抑えて、何に投資するのか。抑えやすいところはケチるのが普通です。改善すべきポイントは「お金を汚い」と考える文化です。ここをどうにかしないといけない。低収入に甘んじるってことは、自分の価値を貶めているだけなんですが、これは日本人全員で意識改革を行わないとアカン!と思います。そのためには小学校からお金の教育を始めるべきです。

まぁ、公務員にそれができるのかって話ではあるんですが。

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